
三浦建太郎先生亡き後、友人である森恒二が陣頭指揮を執り、ベルセルクの続編が作成されることが発表されました。
正直、涙が出るほど嬉しい。
「三浦先生じゃない人が描いたベルセルクなんてベルセルクじゃないやい!」なんてことになると思ってたのですが、経緯を聞いたら納得ですし、大歓迎ですし、とてつもなく楽しみにしているという状況です。経緯が気になる方はご自身でお調べください。はい、不親切ですみません。
で、本題です。
このベルセルクの展開があったことで、HUNTERxHUNTERも冨樫先生以外の漫画家に描いてもらえばいい、という意見がSNSで軽く注目を集めていたようです。
私に、その発想はまったくありませんでした。
まぁ、無いですよ。
画像はヴェーゼが自身の念応力である180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)をスクワラに使用しているシーンです。
先の発想は、こういうコマを、セリフが無いからと言って、一瞬だけ見て、先に進んでしまう人の発想だと思います。
なんてもったいない。
この髪、眼、まつ毛、眉毛、耳、鼻、唇、手、指、爪、腕、肩…。
マーベラス。
何が良いって、このシーン、正直なところ割とどうでもいいシーンなんですよね。
脇役が脇役を尋問するだけのシーンですから。
にもかかわらず、これだけ凄い画を描いてしまうのが冨樫義博先生なのです。
いや、どうでもいいだなんて、大変失礼なこと言いました。
冨樫先生にとっては、非常に重要なシーンなのでしょう。
私ごときには理解が及びません。
冨樫作品は、そういった難解さも含めて楽しむべきと考えます。
他の漫画家の先生が良いとか悪いという話ではありません。
私は冨樫義博の作画が観たいので、先生が生きている限り、自分が死なない限り、待ちますよ。
三浦先生の件と同列に並べて考えるのは、見当外れだと思います。
HUNTERxHUNTER再開までまだ時間はありますから。
1巻から1コマずつ丁寧に読み直しておくのもいいかもしれませんね。


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